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【Q-033】TTS/TTBとは何ですか?
為替手数料はTTSとTTBの差額(スプレッド)で表わします。 TTSは「Telegraphic Transfer Selling rate」の略で銀行が顧客に外貨を売るレート(顧客が買うレート)、TTBは「Telegraphic Transfer Buying rate」で銀行が顧客から外貨を買うレート(顧客が売るレート)です。TTSとTTBの仲値(中間)がTTM(Telegraphic Transfer Middle rate)で、外国為替の基準レートとなります。 銀行は平日AM9:55のスポットレートを基準に、それぞれ独自のTTM(対顧客外国為替業務に適用する基準レート)を決定し、それをもとにTTS(仲値+手数料)とTTB(仲値-手数料)を発表します。TTMが1ドル=80円とすると、TTBは1ドル=79円、TTSは1ドル=81円となり、TTMとの差額=1円が為替手数料になるわけです(TTSとTTBのスプレッドはドル/円=2円となります)。 銀行で日本円をドル現金に替えたり、ドル現金を日本円に替える場合は、為替手数料は1ドル=2円が基準です(先の例では、TTBが1ドル=78円、TTSが1ドル82円になります)。トラベラーズチェック(TC)は1ドル=1円の為替手数料で発行されるので、旅行の際は現金を用意するよりもTCのほうがコストは安くなります。 TTSとTTBは両替可能なすべての通貨に対して毎日提示されます。ドル/円に比べて、ユーロ、ポンド、とりわけオーストラリアドルやニュージーランドドルなどのマイナー通貨の為替手数料は割高になります。 <最終更新:2012/08/01>
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