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【Q-031】債券と債券ファンドはどう違いますか?
債券ファンドは複数の債券をまとめて投資信託のかたちにしたもので、大きく次の3つの形態があります。 (1) 格付けの高い短期の債券をファンド化し、小口で取引できるようにしたもの MMFやMRFが代表的な商品で、銀行預金のように元本が保証されているわけではありませんが元本割れのリスクはきわめて低く、預金よりも利率が高くなっています。 (2) 中長期の国債など格付けの高い証券をファンド化し、小口で取引できるようにしたもの 信用リスクはほとんどありませんが、金利の変動によって価格が上下します。オープン型投信は債券と違って償還期限がなく、元本が保証されているわけではありません。金利の低下によって利益を生む(金利の上昇で損失が生じる)リスク商品です。 (3) 低格付けの社債や新興国の高利回り債券などをファンド化し、小口で取引できるようにしたもの 「ハイイールドボンド・ファンド」などの名称で販売されているもので、格付けの低い債券に分散投資することでリスクを抑えています。金利リスクよりも信用リスクに投資するタイプの商品です。 かつては債券ファンドといえば(2)のタイプがほとんどでしたが、個人向け国債の登場でその有用性は薄れています。投資家にとっては、償還時に元本の回復が約束されているほうが使い勝手がよいためです。 日本で大流行した毎月分配型ファンドは、利回りの高い外債に投資し、為替リスク・金利リスク・信用リスクをとりつつ高い分配金を維持する債券ファンドです。 <最終更新:2009/02/01>
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