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【Q-035】海外の金融機関からの送金が行方不明になってしまいました。どうすればいいですか?
海外の金融機関を利用する際にもっとも注意するのが送金関係です。「海外送金」【Q-020】で詳しく述べるように、送金トラブルは送金元の金融機関が責任を持つことになっているため、資金が行方不明になった場合は、海外の金融機関に電話をして組戻しを依頼しなければならないからです(海外から日本に送った資金が着金しないからといって日本の金融機関にクレームをつける人がいますが、これはなんの役にも立ちません)。 こうしたやっかいな事態を避けるには、いくつかの基本原則があります。 日本に資金を送る場合は、シティバンクなど、コルレス関係が明らかなグローバルバンクを指定したほうがいいでしょう。ドル資金を日本のシティバンク銀行に送るのなら、どの金融機関も、ニューヨークのシティバンクがコルレス銀行であることがわかるからです。 地方銀行などの口座に送金する場合は、コルレス銀行を指定して送金指示を出すことをお勧めします。自行のSWIFTコード(銀行コード)だけで送金させるところもあるようですが、これはちょっとリスキーです。 海外送金を行なうに際して、事前に送金先登録をしなければならない金融機関もあります。その場合は、登録先に最初は少額の資金を送ってみましょう。それが無事に着金すれば、次回以降は同じルートで送金されますから、まとまった額の送金も安心です。 インターネットで送金指示を出す場合は、必ず受理番号をプリントアウトしておくようにします。送金指示書を郵送する場合は、コピーをとるのを忘れずに。万が一トラブルが起きた際に、必要になります。 <最終更新:2012/07/01>
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